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第52章 DVD

「ひ、ゃあ…っあ…！」

今までとは違う刺激に思わず声を上げてしまう。
私の反応に星くんがクスクス笑った。

「かわい…」

それまでの激しさとはまるっきり反対の優しいキスが落ちてくる。

ああ、このキス。
なんて気持ちいいの。
大好きなのに。

そんな私の気持ちにはちっとも気がつかない星くんはキスを繰り返しながら、器用に私の身体を弄る。
バスタオルをはだけ、胸を晒される。
はしたなくもツンと尖った先に、ピンク色の小さなローターを当てられた。

「…んっ、い…た…」

直接だと、刺激は僅かな痛みとなって伝わる。
星くんも私の反応に気付いたのか、すぐにスイッチを切った。

「ゴメン、強すぎたね」
「…ん、だい、じょうぶ…」

星くんの視線がすっと私の胸に落ちる。
視線を遮ろうにも、私の両手は頭の上で縛られ、自由がきかない。
まじまじと注がれる視線に身体の奥が熱く、疼く。

「………見られるの、興奮するんだ？」

心の中を読んだかのように、ニヤリ、と笑った。
違う、と言葉で否定しても、身体は素直に反応しているのは否が応でもわかってしまう。

「もっと、気持ちよくしてあげる」

再びローターのスイッチが入れられた。