この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
忘れられる、キスを
第53章 ふたりぐらし
「も……いっかい…」
「え?」
「あ、あ、あと、いっかいだけ…」
シたい。
心臓の音が大きく聞こえる。
散々やって、本当は身体はもうかなり辛いのに、それでもまだ、と求める私に星くんは呆れてしまうだろうか。
怖くて、顔が見られない。
「…まだ、いいの?」
星くんが優しく肩を抱いて起こしてくれる。
じっとこちらを見つめる目には不安と期待が交互に現れる。
「ん、まだ、シたい」
星くんの表情がぱっと明るくなった。
ぎゅうっときつく抱き締められる。
「絵津子さんが、シたい、って言ってくれるなんて…」
エッチに積極的な絵津子さん、好き、と耳元で囁かれて、そのまま耳朶をかぷりと噛まれた。
恥ずかしさと気持ちよさで身体が震える。
「次は、どうしたい?」
絵津子さんの好きなことシよ、と星くんが屈託なく笑う。
好きな…と言われて、でも、何て言えば良いのか分からない。
私が好きなのは…
「こ、このまま…」
「え?」
「この、まま、ぎゅって…した、まま……」
お腹の下辺りに熱を感じる。
「え?」
「あ、あ、あと、いっかいだけ…」
シたい。
心臓の音が大きく聞こえる。
散々やって、本当は身体はもうかなり辛いのに、それでもまだ、と求める私に星くんは呆れてしまうだろうか。
怖くて、顔が見られない。
「…まだ、いいの?」
星くんが優しく肩を抱いて起こしてくれる。
じっとこちらを見つめる目には不安と期待が交互に現れる。
「ん、まだ、シたい」
星くんの表情がぱっと明るくなった。
ぎゅうっときつく抱き締められる。
「絵津子さんが、シたい、って言ってくれるなんて…」
エッチに積極的な絵津子さん、好き、と耳元で囁かれて、そのまま耳朶をかぷりと噛まれた。
恥ずかしさと気持ちよさで身体が震える。
「次は、どうしたい?」
絵津子さんの好きなことシよ、と星くんが屈託なく笑う。
好きな…と言われて、でも、何て言えば良いのか分からない。
私が好きなのは…
「こ、このまま…」
「え?」
「この、まま、ぎゅって…した、まま……」
お腹の下辺りに熱を感じる。