この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
忘れられる、キスを
第8章 約束
目が覚めると、昨日より、いくらか身体が軽い。
枕元の時計は午後二時をさしており、自分がどれほどの間眠っていたのかを思い知らされた。

ふと、横に目をやると、すぐに水分補給出来るよう、スポーツドリンクとミネラルウォーターのペットボトルが置いてあった。
それから…薬?
机には書き置きが残っていた。

『鍋の中にお粥が半分残っています。温めて食べて下さい。起きたら、水分はたっぷりとって下さい。着替えも忘れずに。整腸剤は気休め程度だけど、良かったら使ってください』

メールと同んなじ、素っ気ない文章。
スポーツドリンクを一口飲むと、カラカラだった身体に染み渡るようだった。
汗を拭いて、着替えを済ませてから、お粥を温める。
昨日と同じ、卵に醤油だけのお粥。
ひりつく胃腸にも優しく、どんどん食べられる。

正直、昨日は焦った。
寝て、起きたら先輩がいて、お粥を作ってくれて、寝るまでそばに居てくれた。
こんなに幸せなことはない。
でも、熱でヘロヘロで、おまけにそれまで少し治まっていた腹痛が急激に襲ってくるし、かっこ悪いところばかり見せてしまった。

トイレに駆け込む前に、咄嗟にヘッドホンを付けて、大音量で曲流したけど、俺、変な音とか出してないよね…

ぐずぐずと考えていたところに、メールの着信を知らせる電子音が響いた。


/507ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ