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忘れられる、キスを
第13章 デート
倉田先輩への想いが叶わなくて、仕方ないよ、と自分に言い聞かせていたところに星くんがやってきた。
星くんは、苦しさや辛さを飲み込んで溜め込もうとしている私から全部吐き出させてくれた。
一晩中、泣いて、気付いたら星くんに抱きしめられたまま眠っていた。

また、甘えてしまった。

恥ずかしさと申し訳なさが一気に押し寄せる。

失恋して、泣きじゃくって、そのまま寝てしまうなんて、子どもじゃないんだから…

自分の幼稚さに嫌気が差す。
それでも星くんは何でもないことのように笑っていた。
シャツを汚されても、満足に布団で寝られなくても、朝起きたらいつものにこにことした笑顔だった。

なんで、そこまでしてくれるの。
私なんかのために。
うじうじ、めそめそ、面倒な女なのに。

「スカッと気持ちイイこと、しましょ」

そう言って、星くんは朝ごはんを平らげると、一度自宅に戻って行った。
S駅で待ち合わせ…って言ってたけど、どこかいくのかな…?
正直、出掛ける気分じゃないんだけど。

それでも、星くんに迷惑をかけてしまった手前、断ることは出来ない。
今日一日、星くんの予定に付き合うことで満足してくれるなら…
そう思って約束の駅へとやって来た。


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