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Platonic Love
第2章 美人さんとジュラシックパーク




チラッと隣を見ると、茶髪のロングヘアー姿の女の人の横顔が目に入った。

本当にチラッとだけしか見てないから美人かどうかまでは確認できなかった。

けど雰囲気的には美人な気がした。

「私すごいジュラシックパーク見たいんですよ!わかりますこの強い気持ちが!?」

「すいません分かりません」

店員に熱く思いの丈を語りかけるも、あっさりと切られてしまった女の人はとてもションボリしていた。

マジか。そんなに見たいのかコレが。

「あ、あの……」

意を決してションボリしている女の人に声を掛けると、ビックリしたような顔をしてこっちを見て『は、はい?』と返事をした。

クリクリな目が不思議そうに俺を見る。

鼻は高くて、色は白くて、顔は小さくて。

雰囲気的には美人って言葉を撤回しよう。

この人めっちゃ美人だ。
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