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Platonic Love
第3章 スターバックス
マズイよ、怒られる。
急いで仕事先に連絡しようとスマホを手に取った瞬間、やつが口を開いた。
「連絡しといた」
「はい?」
「今日圭太君は体調不良で休みますって、連絡しといた」
………お前は俺の母ちゃんか。
この時だけはこいつが神様に見えた。
ありがとうマイフレンド。
「あ、ありがとう…」
「お礼はいいから、今後純也とどう接していくのか聞かせてよ」
そう言うとやつはニヤっと笑った。
“純也”。その名前を聞くだけで吐き気がする。
「接するも何も、あいつとは関わらないよ」
「高校からの友達なのに?」
「高校からの友達にあんな事されたんだぞ?お前が俺の立場なら今まで通り出来る?」
「え?無理」
即答で拒否された。