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Platonic Love
第3章 スターバックス
そんな俺のリアクションにクククと笑う変態野郎。
相変わらず気持ち悪い笑い方。
「そんな顔しないでよ。僕気にしてないし事実だし。別に珍しい事じゃないよ?」
「いや珍しい事だろ…」
こいつの生い立ちを知ってる俺からしたら、どうしてこいつがこんなにヘラヘラ笑いながらそんな事を言えるのか不思議で仕方なかった。
俺なら口にも出したくないね、あんな悲惨な事。
「キチガイな親なんて数えきれないくらいいるさ。愛してるって言いながらタバコを体中に押し付けたり、殴ったり、その後必ず泣きながら謝ったり」
そう言ってやつは卵サンドを一口食べた。
顔色一つ変えずに。
「あー、その話朝から聞くのはキツイからやめて。マジで」
胸糞悪くなった俺は話にストップをかけ、苦笑いをしながら朝食を口に運んだ。
こいつの生い立ちはマジで胸焼けするくらい壮絶だからもう二度と聞きたくない。
なのに当の本人はこれだもんな。
マジで頭沸いてる。
「で?結局どうすんの?」
唐突にそう聞かれて俺は首を傾げることしか出来なかった。
「真里ちゃんと純也、話し合いとかしなーいの?」
ああ、その話か。
「しねーよ。めんどくせぇ」