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俺はキミだけに恋をする
第6章 episode 5 『LOVE YOU ONLY♡』
「俺と付き合うこと考えてくれた?」
「ごめんね。私、一条くんの気持ちには応えられない」
「………そんなにアイツのことが好き?」
「うん」
「遠距離になっても?」
「それでも……私の気持ちは変わらない。どんなに離れても、涼だけを好きでいる」
私は溢れそうになる涙をぐっと堪えた。
「そっか…………だってさ、成瀬」
「……………!」
涼が死角になっているところから出て来た。
「一ノ瀬。あの日以来、お前この世の終わりみたいな顔してる。成瀬もな。まぁ俺にも責任の一端はあるわけだから呼んどいた」
一条くんが微笑んだ。
「一ノ瀬は成瀬じゃなきゃダメなんだな。それがよく分かった。お前らちゃんと仲直りしろよな。教室内が辛気くさいからさ」
「一条くん……ありがとう」
私は背を向け歩いていく一条くんにお礼を言った。
「ごめんね。私、一条くんの気持ちには応えられない」
「………そんなにアイツのことが好き?」
「うん」
「遠距離になっても?」
「それでも……私の気持ちは変わらない。どんなに離れても、涼だけを好きでいる」
私は溢れそうになる涙をぐっと堪えた。
「そっか…………だってさ、成瀬」
「……………!」
涼が死角になっているところから出て来た。
「一ノ瀬。あの日以来、お前この世の終わりみたいな顔してる。成瀬もな。まぁ俺にも責任の一端はあるわけだから呼んどいた」
一条くんが微笑んだ。
「一ノ瀬は成瀬じゃなきゃダメなんだな。それがよく分かった。お前らちゃんと仲直りしろよな。教室内が辛気くさいからさ」
「一条くん……ありがとう」
私は背を向け歩いていく一条くんにお礼を言った。