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第8章 SS＊『魔法をかけて♡ Happy Halloween🎃』

そして当日 ──。



「じゃあ桜たちは２階の俺の部屋で着替えて」


「うん」


桜と大野の彼女は、階段を上がって行った。



「そういやさ、今日の話したら一条のヤツが来たがってた。アイツまだ一ノ瀬に気があんのかな？」


「今日来るの？」


「来ない。てか、お前その顔！その件はケリついてんだろ？まだ気にしてんの？」


「うるさいな」



俺たちもリビングで着替える。



しばらくすると、仮装をした桜たちが降りてきた。



「桜 ───」

俺が声を掛けようとした矢先、「彩音めちゃくちゃ可愛い！」と大野のデカい声が部屋に響いた。



俺らをよそに２人は盛り上がっている。


俺と桜は顔を見合わせ、苦笑いした。