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第9章 spin-off 1 大野 司 × 三枝 彩音 編

「悪いけど、俺はバスケ好きだし、キャプテンだから責任もあるし……それが嫌なら別れるしかねーな」


目の前の女の子は、俺を睨みつけ走り去った。



俺は大きく溜め息をつく ──。


なんで女って比べようのないモノと比べたがるんだろ。


まぁいっか。女なんていくらでもいるし。

これがいつもの俺の恋愛パターン。


向こうから付き合って欲しいと言い寄られて、付き合うのに、結局フラれるのは俺 ──。


どの子とも長続きしなくて………でも去るもの追わず。