この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
俺はキミだけに恋をする
第9章 spin-off 1 大野 司 × 三枝 彩音 編
「なんか………彼女がいる男に言い寄った……とか。大学生の彼氏がいるのに、他の男とも遊んでるとか?ホントかどうか知らないけど」
「ふぇ~可愛い顔してんのにな。人は見かけによらないってヤツ?」
………そういう子には見えなかったけどな。
「まぁいいや、行ってくる」
「え?行くってどこに?」
俺は彼女 ── 三枝 彩音の元へ歩いて行った。
「ここ空いてる?」
「………どうぞ」
俺は彼女の向かいの椅子に座った。
「昨日は驚いたよ。三枝さんて強いんだな」
彼女は箸をとめ、俺を見た。
「あ、俺 ──」
「………知ってる。バスケ部の大野くんでしょ?」
彼女はそう言うと、席を立って行ってしまった。
「大野!何話したんだよ!」
俺と彼女の様子を遠くから見ていた高木が寄って来た。
「………別に」
………俺のこと知ってたんだな、あの子。
ずっと堅い表情を崩さなかった彼女 ──。
彼女のことがもっと知りたい。
そんなこと思うなんて、変なのかな、俺。
「ふぇ~可愛い顔してんのにな。人は見かけによらないってヤツ?」
………そういう子には見えなかったけどな。
「まぁいいや、行ってくる」
「え?行くってどこに?」
俺は彼女 ── 三枝 彩音の元へ歩いて行った。
「ここ空いてる?」
「………どうぞ」
俺は彼女の向かいの椅子に座った。
「昨日は驚いたよ。三枝さんて強いんだな」
彼女は箸をとめ、俺を見た。
「あ、俺 ──」
「………知ってる。バスケ部の大野くんでしょ?」
彼女はそう言うと、席を立って行ってしまった。
「大野!何話したんだよ!」
俺と彼女の様子を遠くから見ていた高木が寄って来た。
「………別に」
………俺のこと知ってたんだな、あの子。
ずっと堅い表情を崩さなかった彼女 ──。
彼女のことがもっと知りたい。
そんなこと思うなんて、変なのかな、俺。