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俺はキミだけに恋をする
第9章 spin-off 1 大野 司 × 三枝 彩音 編
「食堂で話し掛けられただけで、何もないから」
冷静な彼女の声。
………これは、俺が出て行って治めた方がいいんだよな?
校舎の影に隠れて、考えていると ──。
「あなた大野くんの彼女なんでしょ?彼に聞けばいいじゃない」
………いや………昨日別れたんだって。
「もう彼に近づかないでよね」
………いや………お前とはもう終わってるんだって。
いい加減出て行こうとした、その時 ──。
「それは約束できない。私、大野くんのこと気になってるから」
「………は?」
…………え?
俺と元カノの沙織………2人して驚いてしまった彼女の一言。
「ふざけないでよ!」
その声を聞いて、俺は飛び出したけれど、彼女は突き飛ばされて尻餅をついていた。
「やめろ!」
俺は沙織の腕を掴んだ。
「お前とはもう終わってんだろ」
沙織は俺の腕を振り払って、走って行ってしまった。
冷静な彼女の声。
………これは、俺が出て行って治めた方がいいんだよな?
校舎の影に隠れて、考えていると ──。
「あなた大野くんの彼女なんでしょ?彼に聞けばいいじゃない」
………いや………昨日別れたんだって。
「もう彼に近づかないでよね」
………いや………お前とはもう終わってるんだって。
いい加減出て行こうとした、その時 ──。
「それは約束できない。私、大野くんのこと気になってるから」
「………は?」
…………え?
俺と元カノの沙織………2人して驚いてしまった彼女の一言。
「ふざけないでよ!」
その声を聞いて、俺は飛び出したけれど、彼女は突き飛ばされて尻餅をついていた。
「やめろ!」
俺は沙織の腕を掴んだ。
「お前とはもう終わってんだろ」
沙織は俺の腕を振り払って、走って行ってしまった。