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俺はキミだけに恋をする
第9章 spin-off 1 大野 司 × 三枝 彩音 編
「……俺は噂なんて気にしない。ホントだとしても、これからは俺とだけ付き合って?」
「ホントじゃない!」
今度は彼女が俺の腕を掴んだ。
「前に……友達の彼が……その子と別れて私と付き合いたいって。もちろん私は断ったんだけど……それから友達が噂を流しはじめて………」
「……どうして否定しなかったの?」
「……私よりそんな噂流しちゃった友達の方が辛かったんじゃないかなって思ったから……」
「三枝さんは強くて、優しいんだな」
俺の言葉に、彼女は瞳を潤ませた。
「そんなことないよ。噂を聞いて、私なら軽く付き合えると思って近づいてくる男の子もいて………それは嫌だったし、辛かった」
「俺も………そういうヤツらと同じだと思われてる?」
「思ってない………っ!!」
「そっか。よかった。じゃあ付き合ってくれる?」
彼女は「うん」と頷いて、その瞳から涙がこぼれ落ちた。
そうして、俺たちは付き合い始めた。
「ホントじゃない!」
今度は彼女が俺の腕を掴んだ。
「前に……友達の彼が……その子と別れて私と付き合いたいって。もちろん私は断ったんだけど……それから友達が噂を流しはじめて………」
「……どうして否定しなかったの?」
「……私よりそんな噂流しちゃった友達の方が辛かったんじゃないかなって思ったから……」
「三枝さんは強くて、優しいんだな」
俺の言葉に、彼女は瞳を潤ませた。
「そんなことないよ。噂を聞いて、私なら軽く付き合えると思って近づいてくる男の子もいて………それは嫌だったし、辛かった」
「俺も………そういうヤツらと同じだと思われてる?」
「思ってない………っ!!」
「そっか。よかった。じゃあ付き合ってくれる?」
彼女は「うん」と頷いて、その瞳から涙がこぼれ落ちた。
そうして、俺たちは付き合い始めた。