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俺はキミだけに恋をする
第10章 SS* 『聖なる夜に甘いkissを♡』
そして、キスをしようと顔を近付けた瞬間……



「涼って………」

桜の言葉で遮られる。


「もしかして、コスプレ好きなの?」

「え?」


「だって、学園祭の時も、ハロウィンの時も……ね?」



………確かに。桜がコスプレする度、俺発情してるかも。


「……うん。でもそれって桜だからだよ?桜だから興奮すんの!」


ベッドに押し倒して、唇を塞ぐ。


「んんっ………」



………桜が可愛いから。


好きだから、

キスしたくなる。

……もっともっと奪いたくなる。



「桜。好きだよ」

「私も……好き」







「うわぁ。雪」

桜を家まで送るため、外に出るとふわふわと雪が舞っていた。


「来年も一緒に過ごせるといいね」

桜が微笑む。

「来年も……再来年も一緒に過ごせるよ」


── きっと10年後だって一緒にいる。



だって、俺はずっと桜に恋をし続けるから。


俺は桜と手を繋いだ。



その手には、色違いの手袋がはめられている。




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SS* 『 聖なる夜に甘いkissを♡ 』

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