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俺はキミだけに恋をする
第1章 prologue
「………ごめん。俺好きな人いるから付き合えない」
その子を残して、俺は足早に立ち去った。
告白されたのはこれが初めてではない。
同じクラスの女の子には、「顔はいいのに勉強も運動もイマイチだし、なんか頼りない男」だと思われている。
それは桜の側にいるための作り物の自分なワケだけど……。
下の学年には「顔はいい」から先が伝わってないらしい。
実際、さっきの子も可愛いかったし、俺だって彼女は欲しい。
だけど………俺は桜じゃないとダメなんだ。
その子を残して、俺は足早に立ち去った。
告白されたのはこれが初めてではない。
同じクラスの女の子には、「顔はいいのに勉強も運動もイマイチだし、なんか頼りない男」だと思われている。
それは桜の側にいるための作り物の自分なワケだけど……。
下の学年には「顔はいい」から先が伝わってないらしい。
実際、さっきの子も可愛いかったし、俺だって彼女は欲しい。
だけど………俺は桜じゃないとダメなんだ。