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俺はキミだけに恋をする
第1章 prologue
着替えを済ませて体育館へ向かって歩いていると、桜が飲み物を運んでいるところだった。
「持つよ。待っててくれたら、俺が運んだのに」
俺は桜の手から受け取った。
「……ありがとう。涼。あのさ……」
「断ったよ」
「え?……聞いてないけど」
「違うの?」
「違うから」
………怒ってる桜も可愛いな。そんなことを思う自分に笑ってしまう。
これまで想いを告げようかと思ったこともあった。
だけど………
桜の笑顔を見れなくなってしまうかもしれないことが怖かった。
友達という関係でいれば、桜は隣で笑っていてくれる。
だから自分の気持ちに蓋をすることにしたんだ。
「持つよ。待っててくれたら、俺が運んだのに」
俺は桜の手から受け取った。
「……ありがとう。涼。あのさ……」
「断ったよ」
「え?……聞いてないけど」
「違うの?」
「違うから」
………怒ってる桜も可愛いな。そんなことを思う自分に笑ってしまう。
これまで想いを告げようかと思ったこともあった。
だけど………
桜の笑顔を見れなくなってしまうかもしれないことが怖かった。
友達という関係でいれば、桜は隣で笑っていてくれる。
だから自分の気持ちに蓋をすることにしたんだ。