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第4章 lV

「お入り、イヴ」

「はい、ラファエル様」

「ここにお座り」

「え？で、でも…」

「一緒に食べよう」

ラファエルの隣に座るよう促され、食事まで勧められて戸惑うイヴ

「主と一緒に食事を摂るのも君の役目の一つだよ」

そうなんだ
知らなかったわ

「あの、私、何も知らなくて…失礼をお許しください」

「いいんだ、気にすることはない
これから此処での君の役目を少しずつ教えてあげるからね、ゆっくり覚えていけばいい」

「はい、よろしくお願いします」

家では満足な食事が摂れていないであろうイヴへの気遣いだったが、何も知らないイヴはこれも仕事の一つだと言われ、ラファエルと共に食事を摂り始めた

「いいかい？イヴ、君に任せたい仕事はね、主である私が喜ぶ事をすることなんだ」

「ラファエル様が喜ぶこと…」

「そう、君は私が喜ぶことだけを考えていればいい」

「はい、頑張ります」

「それから…これはとても大切な事
ここでの事は絶対に誰にも話してはいけないよ」

「はい、もちろんですわ、ラファエル様
私、ここでのことは絶対に誰にも言いません」

「いい子だ」