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My sweet☆Angel 〜恋に落ちた堕天使
第6章 Vl
「素敵」
「気に入った?」
「ええ…とても」
「良かった、おいで」
チョコレートの川に架かるビスケットの橋を渡り、お菓子の家へと誘うルシファー
途中、キャンディのお花を摘みながら、はしゃぐイヴ
飛んでいる鳥や蝶、てんとう虫までもがお菓子で出来ていた
食べたこともない、それどころか見たこともない、お菓子の甘い香りが辺りを満たしている
「どうぞ、お嬢さん、開けてごらん」
お菓子の家の前まで来るとルシファーに促されイヴはドアを開けた
「わあ、可愛い」
家の中には等身大の家具が全て揃っていた
キッチンにテーブルもある
そして、ベッドはふわふわのマシュマロで出来ていた
イヴを抱き上げるとマシュマロのベッドにそっと寝かせるルシファー
「イヴ、可愛い天使さん」
おでこから頬、そして首筋へと小さく啄ばむようなキスを繰り返す
そして、最近やっと膨らみかけたイヴの胸元にキスを落とした
おでこまでは抵抗がなかったが、ここまでされて、人を疑うことを知らずに育った無垢なイヴも流石に違和感を感じ始めた
身体を動かそうとするのだが、どういうわけか全身が痺れてびくとも動かない