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My sweet☆Angel 〜恋に落ちた堕天使
第7章 Vll

「ルシファー、やめろ!」
飛び出したラファエルに、にやりと不敵な笑みを返すルシファー
虚ろな目でルシファーを見上げるイヴ
「ククッ、ようやく気付いたか…お前も一緒にどうだ? この甘い香り、甘い蜜、今回の獲物は上物だぞ、甘い蜜をたっぷり出してくれる…お前も病みつきになるぞ」
「そんなこと…俺はイヴを獲物などと思ったことは一度も無いっ」
「やれやれ、また始まったか…お前の綺麗事にはウンザリだ」
「綺麗事だと?」
「なら聞くが、お前の目的はイヴの身体だろう?」
「何を…」
「俺とお前のどこが違うと言うんだ?」
「それは…」
「お前は聖天使に戻るためにイヴの処女が必要だ…俺もイヴの蜜が欲しい
一体、お前と俺のどこが違うと言うのだ」
「お前はイヴを自分のものにしたいのか?」
「自分のもの?」
「そうだ
「おいおい、俺はそんなこと一言も言ってないぜ」
「なら何が目的なんだ」
「ククッ、目的?俺はただイヴの身体を、溢れ出る蜜を楽しみたいだけだが…そう言うお前こそイヴをどうするつもりなんだ」
「俺は…」
「そうれみろ、お前も俺と同じ、何も考えて無い癖に自分に都合の良い建前を並べているだけではないのか」
「とにかくイヴは返してもらう」
「そうはいかないな…こんな上物またいつ見つかるかわからない
そう簡単にお前に渡すか」

