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第8章 Vlll

三日間、休みなく抱き続けてイヴの身体中に回った毒気を全て吸い取ったラファエルは生死を彷徨うほどに衰弱していた



＿＿＿＿＿フン、これがお前の言う愛とやらか…
くだらん
この小娘のためなら命も惜しく無いと言うのか
おとなしく人間界で性に溺れていればよいものを
小生意気な堕天使めが＿＿＿＿＿



「ルシファー、お前、いつの間に…」

「イヴをいただきに来た」

「駄目だ、イヴは渡さない」

イヴを庇って覆い被さるラファエルに何度も閃光が走る

ラファエルの背中はズタズタに裂けてしまっている

「いやぁぁぁ、ラファエル様が死んじゃう、やめて、やめてください、ルシファー様」

イヴ？
なぜルシファーの名を？
ルシファーのことを知っているのか？

「くそっ、遅かったか？
やめろ、ルシファー！」

騒ぎを嗅ぎつけて駆けつけたミカエルが叫ぶ

「ちっ、一足遅かったか？」

ミカエルに一足遅れて駆けつけたウリエルは舌打ちをしながらルシファーに突進して行った

「ラファエル！！」

ガブリエルはルシファーとラファエルの間に立ちふさがった



……………………

ミカエル達の姿を確認すると、安心したラファエルはこと切れた