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Tears【涙】~神さまのくれた赤ん坊~
第4章 ♠ RoundⅢ(淫夢)♠ 
―私も子どもの教育に悪いと思ったから、止めてちょうだいって何度も頼んだんだけどねぇ。結局、直らなかったのよ。
 義母は笑いながら言った。その言葉は直輝を咎めているようにも聞こえなくもないが、穿った見方をすれば、自分も諦めたのだから、紗英子にも諦めて見て見ないふりをしろと言っているようにも取れる。
 直輝は上に姉、下に弟がいる。三人兄弟の真ん中だが、初めての男の子でもあった。中二のときから直輝と交際していたので、もちろん、直輝の母淳子には紗英子自身が中学生の頃から面識がある。さっぱりとした気性で嫁いびりとかいう言葉などとは無縁の人ではあるが、何しろ長男の直輝を溺愛している。
 その点では、嫁として色々と付き合いにくい面もあるにはあった。いずれにせよ、義母は長男夫婦ではなく、弟夫婦と同居しているから、長男の嫁とはいえ、紗英子は気楽な立場ではあった。
 直輝は結婚と同時に家を出て、紗英子と直輝は小さなコーポラスで新婚時代を送った。今のこのマンションに引っ越したのは、直輝のサラリーがかなり良くなった頃―三十前のことになる。
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