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Tears【涙】~神さまのくれた赤ん坊~
第5章 ♠RoundⅣ(踏み出した瞬間)♠
 女子中学生は斜面を滑り降りると、後ろ向いてピースして手を振っている。
「もう! 糸(し)織(おり)ったら、危ないじゃない。肝が冷えるわ」
 河原に伸びた小道を向こうから自転車を押した少女がやってくる。セーラー服姿は同じN中の生徒だ。
「優奈(ゆうな)ったら、大袈裟なんだから」
 糸織と呼ばれた少女は笑いながら、走ってゆく。
「ちょっ。糸織、待ちなさいってば」
 自転車の少女は慌てて友達を追いかけていった。
「今時の女の子って、皆、あんな感じなのかしら」
 有喜菜も紗英子も共に三十五歳、早くに子どもを生んでいれば、もうあれくらいの娘がいてもおかしくはない。現に、中学時代の同級生の中には中学生どころか高校生の子どもがいる者だっている。
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