この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Tears【涙】~神さまのくれた赤ん坊~
第5章 ♠RoundⅣ(踏み出した瞬間)♠
「一つ目の質問は、直輝がこのことを承諾しているのかってこと。あの人の性格からして、そこまで途方もないことにすんなり賛成するとは思えないもの。それから二つ目は、代理出産は日本では違法になる行為で、正当な医療行為とは認められないわ。その点について、紗英はどう考えてるの?」
「S市のエンジェル・クリニックって名前くらいは聞いたことがない?」
 紗英子は今朝、クリニックの院長と直接、電話で話したこと、その内容の細部まで隠すことなく告げた。
「じゃあ、その病院にすべてを任せると?」
「そうね。海外へ行くとなると、言葉の問題もあるし、費用だけでも格段に跳ね上がってしまうから。幸い院長先生も引き受けても良いと言っているし、そこでお世話になろうと思う」
「私は一度、流産してる。三度目は不幸な事故のせいだったとしても、二度めも死産だった。確かに妊娠はできる身体かもしれないけれど、無事に赤ちゃんを産めるかどうか自信はないわ」
 そのときだけ、有喜菜の声が揺れた。
/401ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ