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Tears【涙】~神さまのくれた赤ん坊~
第8章 ♦RoundⅦ(再会)♦
 が、高度すぎる治療だし、所詮はただの一度きりで子どもができるとは正直考えていなかったというところだった。生まれてきた子どもの養育費くらいは出すが、代理出産に拘わった見も知らぬ女のことまでは考える必要もない―というよりは、考えたこともなかった。
 しかし、代理母が親友の有喜菜だというのなら、話は別である。有喜菜は直輝にとって、大切な子どもの頃からの友人であった。その友人に自分の妻が非常識な代理出産を持ちかけ、結果として有喜菜は妊娠した。しかも、その子どもは他ならぬ直輝自身の子なのだ。
 直輝は初めて感慨に囚われて、有喜菜のまだ全く膨らんでいない腹部を見た。本当に話が嘘ではないかと思いたくなるほど、有喜菜の腹は平坦に見える。
「本当に妊娠してるのか? まだ、全然大きくないぞ?」
 有喜菜が笑った。
「まだ三ヶ月なのよ、そんなに大きくなるはずがないでしょう。でも、最近、ちょっとだけお腹が出てきたかなっていう自覚はあるのよ」
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