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Tears【涙】~神さまのくれた赤ん坊~
第4章 ♠ RoundⅢ(淫夢)♠
ネックレスは滴型で周囲をシルバーの縁が控えめに囲んでおり、イヤリングもそれとお揃いのデザインだ。シンプルだけれど、品が良くて可愛らしい。
「嬉しい、本当にありがとう」
紗英子はイヤリングを耳に付け、ネックレスも首にかけようとした。しかし、なかなか上手くゆかない。
直輝が苦笑して側に寄ってきた。
「相変わらず不器用なヤツだな、貸してみろよ」
紗英子からネックレスを受け取り、直輝は紗英子の後ろに回った。紗英子は背中まである長い髪を纏め、うなじを見せる。
「じっとしてて」
直輝の声が更に近づき、冷たいネックレスのチェーンが素肌に当たった。次いで、温かな手の感触が紗英子の首筋をつうっと撫でる。
「相変わらずだよな、お前のうなじって昔っから色っぽくて、そそられるんだ」
直輝の息づかいがふいに荒くなり、次の瞬間、紗英子は背後から強く抱きしめられた。
「お前のうなじが色っぽいのに気づいたのが付き合い始めた夏だって告白したら、どうする?」
「中学二年の夏って、じゃあ、初めて二人だけでデートした、あの夏祭りのこと?」
「嬉しい、本当にありがとう」
紗英子はイヤリングを耳に付け、ネックレスも首にかけようとした。しかし、なかなか上手くゆかない。
直輝が苦笑して側に寄ってきた。
「相変わらず不器用なヤツだな、貸してみろよ」
紗英子からネックレスを受け取り、直輝は紗英子の後ろに回った。紗英子は背中まである長い髪を纏め、うなじを見せる。
「じっとしてて」
直輝の声が更に近づき、冷たいネックレスのチェーンが素肌に当たった。次いで、温かな手の感触が紗英子の首筋をつうっと撫でる。
「相変わらずだよな、お前のうなじって昔っから色っぽくて、そそられるんだ」
直輝の息づかいがふいに荒くなり、次の瞬間、紗英子は背後から強く抱きしめられた。
「お前のうなじが色っぽいのに気づいたのが付き合い始めた夏だって告白したら、どうする?」
「中学二年の夏って、じゃあ、初めて二人だけでデートした、あの夏祭りのこと?」