この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Tears【涙】~神さまのくれた赤ん坊~
第4章 ♠ RoundⅢ(淫夢)♠ 
「うん。紗英子が浴衣を着て、髪をアップにしてただろ。あの時、うなじが丸見えで、それが俺の眼に妙に色っぽく見えてさ。別に全体を見ても色っぽいなんて思わないのに、何でだか首筋を見ると、妙な気分になるんだ。この子はうなじでそそられるんだなって、思ったんだ」
「やあね。爽やかな笑顔を振りまいてたくせに、内心はそんなことを考えてたの。直輝さんって、その頃から、むっつり助平だったのね」
「むっつり助平、そりゃ、ないだろう」
 直輝の声が笑いを含んでいる。
 彼が笑う度に、熱い吐息がうなじにかかり、ゾクゾクとした震えが首筋から身体全体に走った。
 やがて直輝の手がゆっくりと動き、紗英子の胸のふくらみをセーター越しに包み込む。
「なあ、良いだろう?」
 その言葉が何を意味するのか、流石に判った。二日前のことがある。ここで拒絶すれば、もう後戻りはできない、二人の関係がのっぴきならない状況になるのは明らかだった。
 それに、今ならば、難しい理屈など関係なしに直輝に身を委ねても良いと思える。いや、何より誰より、紗英子自身が直輝に抱かれたいと切望していた。
/401ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ