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愛玩寵姫 - Dream Dolls - 茉奈
第1章 ●わたしの普通が壊れてく…
「いってらっしゃい!」
茉奈(マナ)が元気に両親を見送ったのは、つい2日前のことだった。
研究者の父と、元スチュワーデスの母を持つ茉奈は、いまどき珍しい、いちども染めたことがない黒髪が印象的な少女である。
ダンス部に所属する彼女は、今日も帰宅が遅い。8時すぎになってやっと、自宅に帰ってきたところだ。
(あーあ、今日は何食べようかな…)
そう思いながら玄関の扉に手をかけると、鍵があいている
(あれ、私、鍵しめないで出ちゃったかな)
気を付けなければ、と思いながら扉をあけると、女物の黒いパンプスが、玄関にある。
見たことがない靴である。
(えっ、誰…?)
疑問に思った直後、美味しいシチューの香りがしてきた。
「おかえりなさい。茉奈ちゃん」
若い女の声。聞いたことがない声だ。どうやらキッチンで料理をしているようである。
「た、ただいま…戻りました?」
(へんなの…誰だろう…?パパが家政婦さんでも頼んだのかな…?)
そう思ってキッチンに向かう。
そこには、デニムに白のシャツの、20台後半あたりの女がいた。
茉奈(マナ)が元気に両親を見送ったのは、つい2日前のことだった。
研究者の父と、元スチュワーデスの母を持つ茉奈は、いまどき珍しい、いちども染めたことがない黒髪が印象的な少女である。
ダンス部に所属する彼女は、今日も帰宅が遅い。8時すぎになってやっと、自宅に帰ってきたところだ。
(あーあ、今日は何食べようかな…)
そう思いながら玄関の扉に手をかけると、鍵があいている
(あれ、私、鍵しめないで出ちゃったかな)
気を付けなければ、と思いながら扉をあけると、女物の黒いパンプスが、玄関にある。
見たことがない靴である。
(えっ、誰…?)
疑問に思った直後、美味しいシチューの香りがしてきた。
「おかえりなさい。茉奈ちゃん」
若い女の声。聞いたことがない声だ。どうやらキッチンで料理をしているようである。
「た、ただいま…戻りました?」
(へんなの…誰だろう…?パパが家政婦さんでも頼んだのかな…?)
そう思ってキッチンに向かう。
そこには、デニムに白のシャツの、20台後半あたりの女がいた。