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愛玩寵姫 - Dream Dolls - 茉奈
第5章 ●わたしのアソコがおかしいの…
告げられた真実に、茉奈は言葉を失った。
「嘘…。じゃあ、私は、今までと同じには」
春日はうなだれて、小さくうなずいた。
「そう。もう、戻れない…。その薬を使い続けることは、もうできないの」
薬の持続時間は12時間。今までと同じように使い続ければ、2週間もあればなくなってしまう計算だ。
「……まって、パパに連絡が取れれば…!?」
希望にすがろうとして、すぐにスマホを手にとり、緊急連絡先として聞いていた国際対応番号にかける。
――ツー・ツー・ツー・・……
電子音だけが、残酷に鳴り響く。電話をかけなおそうとする茉奈を、春日が制止した。
「……言ったでしょう。蘇我製薬のトップは、裏切りを許さない方だって…。貴女を『研究材料』にしなかったということがバレた以上…。あなたのお父様は…。もう…。」
「――嘘…!うそ、うそ、嘘!」
(……パパは…ママは…!……帰ってこない…もう二度と…!)
茉奈は悲しみの淵に堕ちていった。
そんな茉奈を、春日はまるで妹に触れるように、優しく撫でてやっていた。
茉奈にとって、長い長い1日が、終わろうとしていた…。
「嘘…。じゃあ、私は、今までと同じには」
春日はうなだれて、小さくうなずいた。
「そう。もう、戻れない…。その薬を使い続けることは、もうできないの」
薬の持続時間は12時間。今までと同じように使い続ければ、2週間もあればなくなってしまう計算だ。
「……まって、パパに連絡が取れれば…!?」
希望にすがろうとして、すぐにスマホを手にとり、緊急連絡先として聞いていた国際対応番号にかける。
――ツー・ツー・ツー・・……
電子音だけが、残酷に鳴り響く。電話をかけなおそうとする茉奈を、春日が制止した。
「……言ったでしょう。蘇我製薬のトップは、裏切りを許さない方だって…。貴女を『研究材料』にしなかったということがバレた以上…。あなたのお父様は…。もう…。」
「――嘘…!うそ、うそ、嘘!」
(……パパは…ママは…!……帰ってこない…もう二度と…!)
茉奈は悲しみの淵に堕ちていった。
そんな茉奈を、春日はまるで妹に触れるように、優しく撫でてやっていた。
茉奈にとって、長い長い1日が、終わろうとしていた…。