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愛玩寵姫 - Dream Dolls - 茉奈
第7章 ■お屋敷へ…
宅配便で届いた箱を見てみると、そこには「蘇我製薬」の文字があった。
ずいぶんと重い箱だったが、ここに、茉奈が蘇我製薬に向かうための衣装や準備品が入っているのだろうか。
「…何かしらね。洋服とは思えない重さだったけれど…」
中身については、春日も知らない様子だった。
箱の中には、さらに箱が入っているような様子があったが、とりあえず、外の段ボールを開けてみる。
そこにあったのは、がっしりとした桐箱だった。
「……着物…?」
どうやら、これは着物一式のようだった。
開けてみましょう、と春日が促し、桐箱やら、和紙でできた箱やらをひとつずつ並べて開けてゆく。
出てきたのは着物一式。見事な牡丹の刺繍が入った振袖だった。舞妓を意識しているのだろうか。少し肩上げのような加工がされているようだった。
その刺繍を見た瞬間、春日の表情が変わった。
「この…着物は。」
「どこかで、見たことが?」
「ええ。私が昔に着ていたものだわ」
(……そういえば、春日さんは初めに「牡丹」と名乗っていたっけ…)
いろいろな感情が混ざったような複雑な顔をして着物を見つめる春日に、茉奈はそれ以上の質問をすることができなかった。代わりに、わざと明るく言った。
ずいぶんと重い箱だったが、ここに、茉奈が蘇我製薬に向かうための衣装や準備品が入っているのだろうか。
「…何かしらね。洋服とは思えない重さだったけれど…」
中身については、春日も知らない様子だった。
箱の中には、さらに箱が入っているような様子があったが、とりあえず、外の段ボールを開けてみる。
そこにあったのは、がっしりとした桐箱だった。
「……着物…?」
どうやら、これは着物一式のようだった。
開けてみましょう、と春日が促し、桐箱やら、和紙でできた箱やらをひとつずつ並べて開けてゆく。
出てきたのは着物一式。見事な牡丹の刺繍が入った振袖だった。舞妓を意識しているのだろうか。少し肩上げのような加工がされているようだった。
その刺繍を見た瞬間、春日の表情が変わった。
「この…着物は。」
「どこかで、見たことが?」
「ええ。私が昔に着ていたものだわ」
(……そういえば、春日さんは初めに「牡丹」と名乗っていたっけ…)
いろいろな感情が混ざったような複雑な顔をして着物を見つめる春日に、茉奈はそれ以上の質問をすることができなかった。代わりに、わざと明るく言った。