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第2章 ゼウスの最初の妻メーティス

そしてクロノスから王権を奪った後、ゼウスは吐き出された兄姉たちと力を合わせ、オリンポス山に布陣したゼウスたちと、オトリュス山に布陣したティーターンたちは争った。


クロノスを始めとするティーターンとの戦い『ティタノマキア』に挑む



この戦いは山々が根本から大きく揺らぎ、世界を崩壊させるほどの規模であった。


しかし、当初こそステュクス(オケアニデスの長姉)一党がティーターンを裏切る(父神オーケアノスの勧めにより 子供達と共にいち早くゼウス側に寝返った。)などの動きがあったものの、不死の神々どうしの戦いは互いに決め手を欠き、10年の間決着を見なかったのだったが……



そんな中、ガイヤがゼウスにこんな予言を持ち出した



『三人のヘカトンケイルと三人のキュプロープスを助け出すことによって、この戦いはオリュンポス、あなた方に優位に運ぶ事になるでしょう』



なんとその予言の内容はウーラノスと今予言をしたガイヤとの間にもうけた実の子である三人のヘカトンケイルと三人のキュプロープスがウーラノスによってタルタロスに封じ込められてしまった者たちを助け出せ、という事でした