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第2章 ゼウスの最初の妻メーティス

「なるほど…ならば助け出す他道はあるまい」


ガイヤの予言でゼウスは三人のヘカトンケイルと三人のキュプロープスを助け出すとキュプロープス達はお礼としてゼウス、ハーデース、ポセイドーンに武器を作って献上しました



「おお！これこそ俺に相応しい。感謝するぞ！そしてこの長き戦いに終止符を打つのだ！」


ゼウスの言葉に両軍は再び激突した



ポセイドーンの三叉の矛の力で全地球は凄まじく揺れ動き、姿を消す兜を身に着けたハーデースがティーターンたちの武器を奪った。



そして、ヘカトンケイルたちは一度に300の巨大な岩石を休みなく投げ続けてティーターンたちを打ち負かしたのだった。



心強い味方と究極の武器を手にしたオリュンポス勢が予言通り優位に立った！



ゼウスは雷霆を容赦なく投げつけ、その圧倒的な威力によって天界は崩れ落ち、見渡す限りの天地は逆転し、全空間に漲る雷光はティーターン神族の目を焼き、瞬く間に視力を奪った。


そして、雷霆から迸る聖なる炎は地球を尽く破壊し、全宇宙とその外側にあるカオスすらゼウスの雷火によって焼き尽くされてしまったのだ…



「ふんっ！勝負あったなティーターン共よ！我々オリュンポスの勝利だ！お前達はタルタロスに幽閉してやるぞっ」



ティーターンたちはオリュンポス勢の想像を絶する猛攻に耐え切れず、遂に10年も続いた神々の大戦に終止符が打たれた。



不死身であったティーターン族はタルタロスの深淵へと封印され、ゼウス率いるオリュンポスの支配が始まったのだった