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真夜中の贈り物
第7章 その蜜は秘密の蜜
彼らは少し離れた所でテーブルについており、実験とやらが始まるのを待っているようだった。
敬礼すべきか迷ったけれど、紹介もされなかったので、とりあえずはお互いに無視でいいのだろうと私は見当をつけた。
「……安全性は問題ありません。すでに臨床データは取れています。ですから、本日はHoney(ハニー)を服用しての透明化オペーレーションの検証となります」
博士が説明を終える。
難しい所はあったが、つまり、今から私は透明になる薬を飲むということだ。
透明に……!?
「それって透明人間ってことですか?」
口にしてみて、思った以上に現実離れして聞こえるその言葉に自分でも驚く。
「厳密にいいますと……カモフラージュであって透明になるわけでは……」
「まあ、だいたいそういうことだ。透明人間と思っていい」
博士の説明を遮って隊ちょ……じゃなかった、司令が言い切る。
敬礼すべきか迷ったけれど、紹介もされなかったので、とりあえずはお互いに無視でいいのだろうと私は見当をつけた。
「……安全性は問題ありません。すでに臨床データは取れています。ですから、本日はHoney(ハニー)を服用しての透明化オペーレーションの検証となります」
博士が説明を終える。
難しい所はあったが、つまり、今から私は透明になる薬を飲むということだ。
透明に……!?
「それって透明人間ってことですか?」
口にしてみて、思った以上に現実離れして聞こえるその言葉に自分でも驚く。
「厳密にいいますと……カモフラージュであって透明になるわけでは……」
「まあ、だいたいそういうことだ。透明人間と思っていい」
博士の説明を遮って隊ちょ……じゃなかった、司令が言い切る。