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真夜中の贈り物
第7章 その蜜は秘密の蜜
「ふむ……。とにかく、効果をこの目で見せて貰ってからだな。全ては……さあ、始めたまえ」
オジサマがそう言って、実験が始まった。
「安原三曹はその椅子に寝そべって……ええ、ええ、投薬時に転んだりすると危ないから、そのための措置です」
と、私は寝椅子に横たわらされた。
そして、目の前に差し出された小さな試験管を受け取る。
中には蜂蜜のように透き通った金色の液体が入っていた。
「それがHoney(ハニー)です」
「これを飲むと透明になるんですね?」
「はい……正確にはカモフラージュですが」
「飲みたまえ、安原三曹」
司令が命じる。
私は手にした液薬を、目の前に掲げて一瞬じっと見つめた。
成り行きで、あれよという間にこんな事になってしまったけれど、投薬実験だなんて……なんだかちょっと怖い。
でも、「聞いていない」とダダをこねられる雰囲気でもないなあ。
しかたない、か……。
オジサマがそう言って、実験が始まった。
「安原三曹はその椅子に寝そべって……ええ、ええ、投薬時に転んだりすると危ないから、そのための措置です」
と、私は寝椅子に横たわらされた。
そして、目の前に差し出された小さな試験管を受け取る。
中には蜂蜜のように透き通った金色の液体が入っていた。
「それがHoney(ハニー)です」
「これを飲むと透明になるんですね?」
「はい……正確にはカモフラージュですが」
「飲みたまえ、安原三曹」
司令が命じる。
私は手にした液薬を、目の前に掲げて一瞬じっと見つめた。
成り行きで、あれよという間にこんな事になってしまったけれど、投薬実験だなんて……なんだかちょっと怖い。
でも、「聞いていない」とダダをこねられる雰囲気でもないなあ。
しかたない、か……。