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真夜中の贈り物
第7章 その蜜は秘密の蜜
「いえ、さすがに衣服までは……」

 と、博士。

「そんなことでは作戦の役に立たないではないか!」

「いえ、大丈夫です。安原三曹、服を脱ぎたまえ」

「ええええっ!」

「大丈夫だ、姿は消えているんだ。裸は見えないよ」

 でっ……でも、正確にはカモフラージュしてるだけってさっきから博士も何べんも言って……見えてないけど、見えているってことでしょう?

「頼む……安原」

 司令が見つめる。

 きっと、司令からは透明で、私の顔なんてわからないだろうに、その真剣な目は真っ直ぐに私の瞳を射抜いていた。

「わかり……ました……」

 私は決意して迷彩服の前を合わせている面ファスナーをはがす。
 ベリ……ベリベリ……。マジックテープが離れ離れになっていく音。

 大丈夫……私は透明人間。
 見えていない……見えていないんだから大丈夫なんだ……。

 そう言い聞かせて……。

 と、そのとき、私は気づいた。
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