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真夜中の贈り物
第9章 クレヴァスガーデンの淫らな花壇 後編
エヌフイーヌが痺れを切らしたその瞬間だった。
「お庭忍法、にょきにょき芽生えの術っ!」
にょきっ……にょきにょきにょきぃぃぃっ!
女魔法使いの足もとの地中から飛び出すガマ男!
しかも七体。
同様に分身したのだ。
(でもっ……本物同士で鉢合わせなければ恐くはないですわ!)
なるほど、分身に対抗する為に己もまた分身したという訳か。
自分の攻撃は外れるかもしれないが、これなら相手の反撃も同じ確率で外れる。1/7対1/7だ。
(……どちらが先に本物を見切るかという勝負ね!)
気を引き締める。
しかし、その見込みは大外れとなった。
ガッシイィィィィッ!
7人のエヌフィーヌ全員が、カエル男の腕の中に抱き留められてしまったのだ。
「お庭忍法、にょきにょき芽生えの術っ!」
にょきっ……にょきにょきにょきぃぃぃっ!
女魔法使いの足もとの地中から飛び出すガマ男!
しかも七体。
同様に分身したのだ。
(でもっ……本物同士で鉢合わせなければ恐くはないですわ!)
なるほど、分身に対抗する為に己もまた分身したという訳か。
自分の攻撃は外れるかもしれないが、これなら相手の反撃も同じ確率で外れる。1/7対1/7だ。
(……どちらが先に本物を見切るかという勝負ね!)
気を引き締める。
しかし、その見込みは大外れとなった。
ガッシイィィィィッ!
7人のエヌフィーヌ全員が、カエル男の腕の中に抱き留められてしまったのだ。