この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
真夜中の贈り物
第9章 クレヴァスガーデンの淫らな花壇 後編
「どっ……どうして!?」

 あり得ない。

 分身は虚像なのだ。
 物理的に捉まえられるということがあるわけがない。

 なのに何故?

「ゲロヒヒヒッ! 花粉じゃがっ! 拙者の撒き散らした花粉は幽界夢幻草(かくりょのむげんそう)の花粉じゃがっ! 触れたものは例え幻でも実体を得てこの世に現れるのじゃがあっ!」

「なっ……そんな……!」

 つまり、あの薄黄色の煙はそのなんとか草の花粉であり、それをたっぷりと浴びたエヌフィーヌの分身の幻たちは、実体となってしまったということか。

 そして、ジャガマル自身も自分の分身に花粉を纏わせ、実体を持たせてから地に潜り、襲い掛かって来たのだ。

 偽物(フェイク)同士の戦いであるという先入観の分、エヌフィーヌの隙となった。
/376ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ