この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
真夜中の贈り物
第9章 クレヴァスガーデンの淫らな花壇 後編
 その中から現れたのは大きな鉢に植えられた二体の女体であった。

「ん……ふ……キオ……しゅご……もっと……もっとキス……ねぶってぇ……」

「アッ……エヌッ……ひゃ……んひゃうううっ……そんなにくっついたら……アッ……感じ……感じちゃうっ……アアンッ! アンッ! アアンッ!」

 土の中に突き立てられたキオの褐色の脚。そしてその腰に絡み付くエヌフィーヌの白い下肢。

 股間の部分を媚薬にまみれた花手裏剣で繋がれて、二人の女は互いの肌を擦りつけ合い、求め合っては悶えていた。

「これは……」

 棟梁が目を見張る。

「天高き山の地中に眠る秘境の産、〝淫花クレヴァス二人咲き″と呼ばれる奇草でごじゃがます……」

「……ただ単に女が二人、鉢に植えてあるだけに見えるぞ」

「さすがご慧眼……お屋方様の目は誤魔化せませぬじゃが」

「ハハッ……上手を言うようになったな。りんでぇんでは世辞も憶えて来おったか」

「これはしたり、ゲロハハハハハ……」

「ハハハハハハハハ……」

 忍者屋敷には二人のケロケロと笑う声と、二草の喘ぎがいつまでも響き渡っていたという。





《クレヴァスガーデンの淫らな花壇 後編 了》
/376ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ