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真夜中の贈り物
第3章 教官は世界の果ての 後篇
「わかったぜ……ハハッ! こいつはいい。そうとくりゃ……ウッ!」

 射出から落下までの昂奮のせいで忘れていたが、ここに来て俺は再び股間に絡み付く、オーガズマイザーの存在を意識させられた。

「くっ……コイツ……動きが……」

 より激しく、よりいやらしくなってきている。
 うねうねとした蠕動が淫らにまとわりつき、ゆるめたり、きつく縛ったりと、俺の肉を巧みにあやす。

「ヤベ……ぇな……このままじゃ……」

 なんとか、快感に呑み込まれないように意識を保ちながら、俺はマップデータを確認した。

 ターゲットは海辺。かつて海水浴場があった場所だ。
 俺も何度か遊びに行ったことがある。

 その間も金属触手の動きは止むことがない。

 俺を絶頂させようと、妖しく身をくねらせながら、今度は触手を平たく伸ばして包み込むつもりのようだ。

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