この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Memory of Night
第6章 再会

「……なんだよ?」
「いや、まさかOKしてくれるとは思わなかったから」
「ああ? だったら誘うな」
「まあ、当たって砕けろ、みたいな気分でさ。でも良かった。ありがとう」

 晃が屈託なく笑う。
 別に祭に行くぐらいお礼を言われるほどのことでもない気がする。
 曇りのない笑顔を向けられ、宵はなんとなく居心地が悪くなった。

「宵に合いそうなゆかたがあるから、それ着てよろしくね」
「……はぁ!? ゆかた!?」

 突然出てきた単語にわけがわからず、勢いよく晃を振り向いた。

「そうゆかた。母さんのだけどね。大丈夫、ちゃんとクリーニング出してるし」
「そーゆうこと言ってんじゃねーって! なんでいきなりゆかたの話になるんだよ!」
「何言ってんの? 祭って言ったらゆかたが定番でしょ? ……まったく君は風流心がないな」

 やれやれと、晃が首を振る。実は前から宵に着物をはおらせてみたかった、という願望があったのは勿論秘密だ。

「ゆかたって女が着るもんだろっ。なんで俺が……っ。だいたい、俺の体に合う女物の服なんてねーって言ってたじゃねーか!」
「見つかったんだ、ゆかただけど」
「見つかったって……」
/346ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ