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Memory of Night
第7章 夏祭

 それからしばらく二人は公園内を散策しながらいろんなゲームを楽しんだ。
 吹き矢や的当てで勝負をしたり、クジや金魚すくいをしたり、かき氷やチョコバナナを食べたり。
 比較的器用で勘のいい二人は、ゲームではぬいぐるみやプロマイド写真など、そこそこいい物を当てることができた。
 特に金魚すくいでは、晃が金魚を四匹も捕まえ店の主人を驚かせた。
 散策の途中、「なんかホントにデートみたいだな」などと晃がつぶやき宵を戸惑わせた。
 宵はすぐに赤くなり、反発する。いつも大人びた雰囲気を纏っているので、そういう時の宵はなんだかかわいく見えるのだった。
 楽しい時間。そういう時間は、あっという間に過ぎてしまう。
 いつの間にか日はかたむき、通路や木の間に並べて吊されているランプがともり始めていた。
 赤い提灯(ちょうちん)の灯りは祭の雰囲気をさらに盛り上げていて綺麗だが、二人にはそうじっくり眺めてもいられない理由があった。

「もう六時半か、ずいぶん遊んだな。そろそろ帰るか」

 腕時計に視線を合わせ、晃が言う。
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