この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Memory of Night
第6章 再会

 あの時の状況は、実は晃本人にとっても誤算だった。
 看護師である母の忘れ物を届けに協立総合病院へ行った帰り道、覚えたての道順を頭の中で考えながら歩いていた時、路地裏でたむろしている不良達を見掛けたのだ。
 もちろん関わるつもりなどなかったが、聞こえてきた話が宵の話題だったため、つい耳をかたむけてしまった。
 それは聞くに耐えない、随分と下品なやりとりだった。
 晃がそれに怒りを覚え、不良達に視線を向けてしまったのが運の月だった。もともと目付きが鋭い晃の視線は不良達の勘に触ったらしい。

「ああ? テメー何見てんだよ! がん飛ばしてんじゃねーぞ!」
「俺らにたてつこうってのかぁ、ああ?」

 しまったと思った時には、遅かった。
 自分から手を出すわけには行かず不良達の攻撃をかわしていたが、ついに一発殴られてしまった。
 この状況ならば、こちらから手を出しても正当防衛ということで許されるだろう。
 そう思い、反撃しようとした時――宵が現れ助けてくれたのだ。
/346ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ