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場所も時間も関係ない!
第1章 初めまして、変態さん【完】

駅を通り過ぎる
少し前。
落ち着きなく辺りを
見渡していた私の背後から
突然、男の人が抱きつく様に
体を触り始めた。
腰の辺りに腕を回し
すぐにスカートの中に
手が入って来た。
私は驚きと恐怖で
体が硬直しちゃって、
声も出せなかった。
パンツ越しに這い回る手
股間の筋を撫でる指先
腰に絡まる腕のせいで
私は身動きひとつ
取る事が出来なかった。
すぐ耳にかかる息が
なま暖かくて気持ち悪い。
電車の揺れでバランスを
崩しそうになっても
私が倒れないように
男の人がきつく抱きしめる。
執拗に指先が筋を撫でるから
変な気分になって来る。
無意識のうちに
私の口からは熱い吐息が漏れていた。

