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場所も時間も関係ない!
第1章 初めまして、変態さん【完】

謙二さんに指摘されて
ドキドキしてる私。
向かい合う様に立って、
隣にも人が居るし
それなりに混んでるし
逃げ場なんて
当然、ない。
チラッと視線を上に向け
謙二さんを伺う。
謙二さんは窓越しに
外を眺めていた。
その表情に少し、
ため息が出た。
…え、なんで?
私に興味なさそうだから?
がっかりしてる。
今の私の気持ちを表現するなら
まさに、これが当てはまる。
なんで、がっかりするの?
謙二さんは、痴漢から
私を助けてくれた人で、
普段から痴漢してる人とは
違うはずで…!
もう、頭の中が
パニックだよ…っ!

