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場所も時間も関係ない!
第1章 初めまして、変態さん【完】

電車がカーブを曲がったり
揺れたりするだけで、
お尻や腰の辺りに触れる
何かを感じる。
最初はただ、揺れに合わせて
鞄か何かが揺れて当たってるんだ
そう、想っていた。
だけど、それが何度も執拗に
当たって来るから、
違う様な気がしてくる。
これ、誰かが故意に
やってるんじゃないの?
バレない様に、首を左右に振って
後ろの人を確認する。
だけど、満員だから近すぎて
誰が犯人なのかもわからないし
どんな姿勢で立ってるか、
なんてのもわからない。
まだ、軽く当たってるだけだし
触ってるわけじゃない。
ちょうど、降りる駅にも着いた。
また明日も続く様なら、
友達に相談しよう。
私は深く考えず、目的の駅で降りて
学校へと急いだ。

