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場所も時間も関係ない!
第2章 ようこそ、変態さん。

電話の向こう側から
深いため息が聞こえた。
以前、ここで働いていた子だろうか。
『本当に、居ませんか?』
「はい
確認致しましたところ
その様な名前の女性は
在籍しておりません」
極力、丁寧に断りをいれる。
だけど、相手は中々
食い下がらなかった。
いったい、どんな女性だと…
と、ふと思考が止まる。
私は今でこそ、
受付のオペレーターだ。
だけど、少し前まで
ここでデリヘル嬢として
働いていた事があった。
ほんの短期だけど。
その時の源氏名が確か…
『愛華』だ!
もしかして、この人。
私を指名してる…?

