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場所も時間も関係ない!
第2章 ようこそ、変態さん。

ここまで寡黙な人は
滅多に居ない。
だけど、客は客。
こっちが引っ込む訳にはいかない。
「どの様な子をご希望ですか?」
『……い、…ちゃん…』
ボソボソと小さく声が聞こえるが、
全く、聞こえない。
「申し訳ございません
もう一度、よろしいでしょうか?」
『…っ、あ…い、か…ちゃん…
居ますか…?』
あいかちゃん?
私は女の子リストの冊子を
パラパラとめくった。
だけど、そんな女の子は居ない。
「大変、申し訳ございません
当店では、あいかちゃんと言う女性は
在籍しておりません。
お店をお間違いではないですか?」
折角の客だと想ったのにな…

