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恋花火
第18章 彼のROOTS
「入ってもいいー?」
ドアの向こうの声は、無邪気に問いかける。
NOーーー!!!
陸先輩は、急いで乱れた私の服を直した。
間一髪、ショーツを元の位置に戻したところで、ドアがキイっと開いた。
するとそこには、ランドセルを背負った、陸先輩のミニチュアが立っていた。
茶色い瞳がまるでソックリで、めちゃくちゃかわいい。
「陸のオンナ!?」
その子から開口一番に飛び出したセリフに、陸先輩はハァッとため息をついた。
「おまえ、学校は?」
「陸こそ。」
「俺は〜、えっと〜、試験前だから午前で終わったの。」
「へぇー。それでオンナ連れ込んでんの?」
その子はニッと笑って私を見た。
「はじめまして!!陸先輩とお付き合いをさせていただいております松下菜月と申します!!」
起立して頭を下げると、ククッと笑い声が聞こえ、顔をあげるとその男の子は笑っていた。
笑うタイミングから、笑顔まで、なにからなにまで陸先輩とソックリで。誰から聞かなくとも、この子は陸先輩の弟だという事がわかった。
「ねぇ!お写真撮ってもいい!?」
「え……」
「ほらほら並んで並んで!わ!いいねー!ハイチーズパシャー!やーんかわいい〜陸先輩が2人ー♪」
あまりに可愛すぎるそのツーショットを待ち受けにしようと目論んだ。
「なっちゃんおもしれ〜」
弟くんにはなっちゃん呼びいただきました!!
「なっちゃんなんか作れる〜?」
「海、やめろよ。」
「俺オムライス食いたい〜」
「大得意!」
……というわけで。
「なっちゃんズキッチンー!イェア♪」
「やったー♪」
海君にオムライス作ることになりました。
ドアの向こうの声は、無邪気に問いかける。
NOーーー!!!
陸先輩は、急いで乱れた私の服を直した。
間一髪、ショーツを元の位置に戻したところで、ドアがキイっと開いた。
するとそこには、ランドセルを背負った、陸先輩のミニチュアが立っていた。
茶色い瞳がまるでソックリで、めちゃくちゃかわいい。
「陸のオンナ!?」
その子から開口一番に飛び出したセリフに、陸先輩はハァッとため息をついた。
「おまえ、学校は?」
「陸こそ。」
「俺は〜、えっと〜、試験前だから午前で終わったの。」
「へぇー。それでオンナ連れ込んでんの?」
その子はニッと笑って私を見た。
「はじめまして!!陸先輩とお付き合いをさせていただいております松下菜月と申します!!」
起立して頭を下げると、ククッと笑い声が聞こえ、顔をあげるとその男の子は笑っていた。
笑うタイミングから、笑顔まで、なにからなにまで陸先輩とソックリで。誰から聞かなくとも、この子は陸先輩の弟だという事がわかった。
「ねぇ!お写真撮ってもいい!?」
「え……」
「ほらほら並んで並んで!わ!いいねー!ハイチーズパシャー!やーんかわいい〜陸先輩が2人ー♪」
あまりに可愛すぎるそのツーショットを待ち受けにしようと目論んだ。
「なっちゃんおもしれ〜」
弟くんにはなっちゃん呼びいただきました!!
「なっちゃんなんか作れる〜?」
「海、やめろよ。」
「俺オムライス食いたい〜」
「大得意!」
……というわけで。
「なっちゃんズキッチンー!イェア♪」
「やったー♪」
海君にオムライス作ることになりました。