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恋花火
第32章 青い春
そして気付いたら、明日はもう試合!
「やばくない?ねぇやばくない?」
「うるさいよ。笑」
私はいきなりプレッシャーに襲われ、美波にウザがられるくらい動揺していた。
「あそこにもプレッシャーに負けてる奴が一名。」
グラウンドの脇。
いかにも暗いオーラを全身に纏ったタケルがベンチに座っていた。
「タケル……大丈夫?わかるよ!プレッシャーだよね!あんたスタメンだしね。」
そう声をかけると、タケルは凄んで一言。
「は?プレッシャー?んなもんねーよ!」
おぉ、いつにも増してピリ辛タケル君。
「……あの女、マジなんなんだよ。」
「あの女?」
「数日前から急に姿現した巨乳女!」
きょ、巨乳?
数日前っていうと……
「二川原さんのこと?」
「他に誰がいんだよ。」
「巨乳だったっけ?え、どこ見てんのキモイ!」
「男なら誰だって見るだろ〜って今そこじゃねーから着眼点。」
「あんたが言ったんでしょ 笑」
タケルは、はぁぁって深いため息をついた。
「……俺あーいう女苦手。」
「なんで?」
「なんか全部。」
「タケル巨乳好きじゃん。」
「今までの人生で巨乳好きだったことただの一度もないっすけど。」
「嘘だー。亜美も大きかったし、そのあと付き合ってた子達だって…」
「…そうだっけ。」
「そうだよ。」
「ふーん。服の上からだとわかんねーよ。」
「へ?エッチするとき見るでしょ?」
「だってヤってねーし。」
……え?
「タケル……」
聞こうとしたところで、監督が来てミーティングが始まってしまった。
……ヤってないって、どういうこと?
亜美もだけど、タケルの家に来たあの子も、テニス部の後輩も、他校のギャル先輩も
みんなみんな巨乳だったじゃん。
"タケルはあんたじゃなきゃSEXする気になんないのよ"
……ずっと前に、美波に言われたセリフを思い出す。
嘘でしょ?まさかだよね?
だってタケルは巨乳好きって……
"俺、菜月のおっぱい好きだよ"
……やめよう。
これ以上考えるのはやめよう。
「菜月ちゃん帰ろ〜」
「はい!」
今は、陸先輩のことだけ考えたい。
「やばくない?ねぇやばくない?」
「うるさいよ。笑」
私はいきなりプレッシャーに襲われ、美波にウザがられるくらい動揺していた。
「あそこにもプレッシャーに負けてる奴が一名。」
グラウンドの脇。
いかにも暗いオーラを全身に纏ったタケルがベンチに座っていた。
「タケル……大丈夫?わかるよ!プレッシャーだよね!あんたスタメンだしね。」
そう声をかけると、タケルは凄んで一言。
「は?プレッシャー?んなもんねーよ!」
おぉ、いつにも増してピリ辛タケル君。
「……あの女、マジなんなんだよ。」
「あの女?」
「数日前から急に姿現した巨乳女!」
きょ、巨乳?
数日前っていうと……
「二川原さんのこと?」
「他に誰がいんだよ。」
「巨乳だったっけ?え、どこ見てんのキモイ!」
「男なら誰だって見るだろ〜って今そこじゃねーから着眼点。」
「あんたが言ったんでしょ 笑」
タケルは、はぁぁって深いため息をついた。
「……俺あーいう女苦手。」
「なんで?」
「なんか全部。」
「タケル巨乳好きじゃん。」
「今までの人生で巨乳好きだったことただの一度もないっすけど。」
「嘘だー。亜美も大きかったし、そのあと付き合ってた子達だって…」
「…そうだっけ。」
「そうだよ。」
「ふーん。服の上からだとわかんねーよ。」
「へ?エッチするとき見るでしょ?」
「だってヤってねーし。」
……え?
「タケル……」
聞こうとしたところで、監督が来てミーティングが始まってしまった。
……ヤってないって、どういうこと?
亜美もだけど、タケルの家に来たあの子も、テニス部の後輩も、他校のギャル先輩も
みんなみんな巨乳だったじゃん。
"タケルはあんたじゃなきゃSEXする気になんないのよ"
……ずっと前に、美波に言われたセリフを思い出す。
嘘でしょ?まさかだよね?
だってタケルは巨乳好きって……
"俺、菜月のおっぱい好きだよ"
……やめよう。
これ以上考えるのはやめよう。
「菜月ちゃん帰ろ〜」
「はい!」
今は、陸先輩のことだけ考えたい。