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恋花火
第41章 Bom!
二川原さん事件から数日後


タケルの退院を待って、一足遅れて地区大会の祝勝会が催された。


場所は、市内の食べ放題の焼肉屋さん。


全て監督の奢りで。


流石は食べ盛りの高校生、お皿いっぱいに持ってきてもすぐになくなる。


マネージャーは焼き役に徹し、ひたすら食べさせた。


「俺焼くから、菜月ちゃんもゆっくり食べて。」


ジェントルマン陸先輩の登場。


ほんとやる事なす事かっこいい。


それなのにレンとタケルは、ギャハハ〜ってバカ笑いしながら、マシュマロとか焼いてるし。


「え〜陸〜私にも〜」

「おまえは自分で焼いて食えば」

「がーん。。茜ショック。」


うける。笑


陸先輩と茜先輩って、私とタケルみたい。


タケルと違うのは、陸先輩は口ではそう言いながらもちゃんと茜先輩にも焼いてくれるところ。


タケルは……


いや、でも。


いつもなんだかんだで助けてくれてた気がしないでもない。


先日ゴミになった唐揚げも食べてくれたし


それに、中三の修学旅行で、そのタイミングで女子にハブられてた私とずっと一緒にいてくれた。


小学校のとき


母の日の絵を描く授業で、


なんにも描けないでいた私の画用紙に


おじいちゃんの顔を堂々と落書きしてきた事もあったよね……







「あれ?菜月じゃない?」


トリップしていたら、そう声をかけられて現実に戻された。


顔をあげ、意外な人物がそこにいて驚いた。


「亜美!?」

「やーだー!久しぶりー!元気ー!?」


私に声をかけてきたのは、


中学のときの同級生でもあり


……タケルの元カノでもある女の子。


亜美。











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