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恋花火
第43章 春の海、冬の海
あのあとしばらく泣いて、


タケルは目と鼻を真っ赤にして帰った。


元々泣き虫だったけど、こんなに泣いたのはいつぶりかなぁ……


お父さんが出て行った時以来かもしれない。


親って勝手だね。


自分たちの都合で別れたり、くっついたり、手離したり。


……辛いね。








学校へついて、教室から外を眺めていふと、「白うんこ爆弾〜!」ってはしゃぐ男たちを発見……


わかる。わかるよ。


雪見ればテンションあがるよね。


だからって白うんこって……


……あ。タケルいた。


白うんこ爆弾グループにいる。笑


朝とはうって変わって、満面の笑みで白うんこ爆弾作ってる。


楽しそうに友達とはしゃいでいてホッとした。


……本当に東京行っちゃうの?


大丈夫なの?


東京には友達もいないし、仕事だって簡単に見つかるかわかんないのに。


それに寂しがり屋なのにさ……


「なに見てんのー」

「ぎゃー!!!」


いきなり陸先輩出現!


「そのリアクションあやし〜。……あーなるほど。タケルを見てたのか。」

「なっ、ちがっ!見て……ました。」

「認めやがった。笑」

「だって、陸先輩鋭いから嘘つけないと思ったんだもん。」

「正直でえらいぞ〜。」


頭を撫でられ、胸がキュッとする。


タケルだったり、陸先輩だったり


本当に私はどうしようもない女だ……


「正直な菜月ちゃんにご褒美あげる。」

「えっ♪」


じゃじゃーん♪と効果音付きで、陸先輩は封筒を見せてきた。


その中には"ベリーランドご優待券"が入っていた。


「ベリーランド!?最近出来たばっかのとこだ!」

「そー。海浜公園の跡地に出来たとこ。菜月ちゃんちから近いよね。」

「でもまだ行ったことなかったんです!」

「ならよかった。前話してた花火大会、ここの観覧車から見ると絶景です!……ってパンフレットに書いてあった。」

「最高じゃないですかそれ。」

「……一緒行く?」


それまでテンション高めだった陸先輩が、急に不安そうな顔をするから


私は急いでイエスと言った。


「……よかった。」


"陸先輩だって言わないだけで、辛いと思うよ。"


美波の言葉が、脳裏を過る。



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